社長のあいさつ

創業41年 これからも地域のみなさんと共に

父がミシン屋を創業してから45年。
私が店を手伝うようになって、28年経ちました。
今まで、この鶴岡、庄内地方で 様々な方から多くのミシンを買っていただき、 商売を続けることができました。

でも時々、お客様に言われました。
『せっかく買ったミシンぜんぜん使ってないし、 使い方も忘れてしまった』 『高いミシン買ったのに、値だけ使っていない。 もっと安い直線ミシン買えばよかった』
と…

そのたびに、私は『すみません』と謝っていました。
使わなくなった理由はいろいろあると思います。
一つは『仕事や子育てで、とにかく忙しいから』とか 『服やバッグなんかミシンでわざわざ縫わなくても、 買ってきたほうが安いし早い』 というお客様のご都合によるもの。

昔、私の母親が若かった頃、
ミシンは嫁入り道具として生活の必需品として時代の花形商品でした。
その頃は、子供の服を買わない代わりにミシンで服を作ってあげていました。
今のように、物が満ち溢れている時代ではなかったので、
必然的に破けた部分は繕って身につけていました。
でも今、ユニクロに行けば1000円以下で洋服を買える時代になりました。
また、共働き世帯が増え忙しくなり、家庭におけるミシンの活躍の場が少なくなるという
時代の流れも否めません。

「こんなミシン屋になりたい」お客様に大きなことを学びました。

もう一つは、今までわれわれミシン屋は売ることだけ考えて
『ミシンを使って楽しんでもらう』
『手づくりの文化を造る』という考え方をしてこなかったのではないかということです。

たとえば、『こんなステッチができますよ』とか
『こんな刺しゅうを入れられます』と勧めて、
20万や30万もする高いミシンを売るだけ売っておいて、
使わないのはお客さんのせいにしてしまう。

反面、お客さんにしてみれば、
使わない機能が多ければ多いほど、
ミシン屋からは『高いものを売りつけられる』という
不信感が強まっていきます。

最近は、ミシン屋の会合に行くと、このままじゃ
ミシン屋がなくなってしまう。などという話題がよく出るようになり、
今後のミシン屋のあり方を考えさせられることも多くなりました。

私は、これからもずっとミシン屋として暮らし、
自分の子供に誇れる仕事をしたい、 と心の底から思っています。
そのため、お客様にミシンの説明をしていると、
いつの間にか「こんなミシン屋になりたい」と
理想のミシン屋の話をしてしまっているほどです。

ミシンを売ることだけでなく、楽しんでもらうところまでが私たちの仕事です。

今、当店では、1ヶ月に20回程ミシンを使った
ハンドメイドの講習会を実施しています。それは、
修理をするだけはなく、『せっかく買っていただいたミシンを
楽しく使いこなしていただく』ことが
本当のアフターサービスだと考えているからです。

講習風景を見ていると
お店の中がお客様の笑いに満ち溢れています。それは、 『お宅からミシンを買って本当によかった』と言われて
いるようで、とても、うれしく、ありがたく思っています。

お客様に大事にされるミシンを売るための4つの誓い

1、お店の都合で売らない。お客様に合っているミシンを勧めていく。
2、買っていただいたミシンをちゃんと使いこなしてもらえるようにする。
3、修理もとにかく誠実に
4、手づくり文化をすこしずつ育てていく
という、当たり前のことを当たり前にこなしていけるミシン屋が理想と思っています。
買っていただいたミシンを通じて、楽しさとか、
文化とかを少しでも伝えることができる地域の方のためのミシン屋になることを目標にしています。

お客様に『良かった』と言われるミシン屋を目指して

お客様に『良かった』と言われるミシン屋を目指して

私は日本で一番の売上があるミシン屋になれるとも思っていませんし、なるつもりもありません。
それより、心のそこから『ゴトウ商会さんから買って本当によかった』というお客さんを
少しずつ増やしていけたらいいなと思っています。
そんなミシン屋を目指しています。
これからもよろしくお願いいたします。